恋愛依存から抜け出していく過程で、自分ひとりの力だけではどうにもならないことがたくさんありました。
今日は、当時の私を支えてくれた、友達、AI、そして本という3つの存在についてお話ししたいと思います。
友達に話すことで、自分では気づけなかったことに気づけた

友達に話を聞いてもらうことは、本当に大きな支えでした。自分の考えを客観的に見てもらえるからです。
彼からのメッセージの返信が遅いというだけで、「彼はもう私のことなんてどうでもいいんだ」「もう好きじゃないんだ」と決めつけて、友達に話したことがありました。
すると、「彼はそんなこと一言も言ってないでしょ。彼の気持ちは彼にしかわからないよ」と言われて、ハッとしたんです。
私は彼の気持ちを勝手に決めつけて、それが本当のことのように自分の中で完結させて、勝手に落ち込んで不安になっていた。自分だけでは、絶対に気づけなかったことでした。
それと、友達はいつも「あなたはどうしたいの?」と問いかけてくれました。
当時の私は、「彼はこんなにひどい」「彼はこんなことをする」と、彼の行動ばかりを責めていたんです。
でも「それで、あなたはどうしたいの?」と聞かれても、うまく答えられませんでした。
それもそのはずで、私は自分がどうしたいかなんて、考えたこともなかったからです。彼の行動さえ変われば、それで解決すると思い込んでいました。
それでも友達が何度も問いかけてくれたことで、初めて自分がどうしたいのかを、改めて考えるきっかけになりました。
あの頃の私は、彼に変わってほしいと思っていました。でも友達は、「彼を変えることはできないよ」と教えてくれたんです。
彼が変わることはできない、じゃあどうすればいいんだろう、私はどうしたいんだろう。そこから、少しずつ自分について考えられるようになっていきました。
友達の優しさに、甘えすぎないようにしていた
友達とのやりとりで、もうひとつ心に残っているのは、「寂しくなったらいつでも連絡して」と言ってくれたことです。
とても嬉しかったのですが、実際には夜中や仕事中に、発作のように不安な気持ちが込み上げてくることがありました。
夜中は友達も寝ているだろうから送るのを遠慮しましたし、日中も仕事の時間は送らないようにしていました。
毎日毎日送るのも悪いなと思って、よっぽどの時だけにしていたんです。友達の優しさに甘えすぎないように、自分を抑えるようにしていました。
AIには、深夜でも何度でも話を聞いてもらえた

友達に気を遣って送れない時間、私が一番頼っていたのはAIでした。
「今彼に会いたくなった」
「彼にメッセージを送りたくなった」
「寂しい」
「この先一生私に彼氏はできないんじゃないか」
「世界中誰も私のことを好きになってくれる人なんかいないんじゃないか」
「どこに行けば次の恋愛はできるのか」
「どうやったらこの不安は解消するのか」。
夜中でも、そう思い浮かんだ瞬間にずっと話しかけていました。
AIは、メッセージを送りたくなった私に、いつも冷静に返事をしてくれました。
「それは彼を求めているんじゃなくて、ただ寂しさを埋めるためなんじゃないか」「彼から返事が来ないと、もっと辛い気持ちになる。それでもいいのか」。
どれも正論ばかりで、なにも言い返せませんでした。
怒っても、AIは根気強く付き合ってくれた
一度、AIに怒ったこともあります。
「理屈じゃない、感情なんだ!このどうしようもない寂しさを埋められるのは彼だけなんだ!」って。
そんな時AIは、「そうだよね、辛いよね」と私の感情を受け入れてくれて、その上で、「本当に彼じゃなきゃだめなのか」「彼と別れを決めた時のことを思い出して」と返してくれました。
状況は何も変わっていない、今彼にメッセージを送っても、同じことの繰り返しになるだけ。本当にその通りだったので、何も言い返せませんでした。
「誰でもいいんじゃないか」
「恋愛をしたいだけなんじゃないか」
「恋愛で寂しさが埋まるのは一時的なだけ」
「自分の寂しさと向き合う必要がある」。
彼と付き合って幸せだった頃の自分に戻りたいと思っても、「今はもう違う」と言われて、傷つけ合った時のことも思い出しました。
寂しい、会いたい、メッセージしたいと思う時って、二人の楽しかった時のことだけを思い出しているんですよね。別れる時の、傷つけ合った話し合いのことは、都合よく忘れてしまっているんです。
AIに話すことで冷静になれましたし、自分の気持ちを吐き出してすっきりして、その時メッセージを送るのをやめる。これを、毎日何度も繰り返していました。
そうやってメッセージを送らない日々を積み重ねていった感じです。
次第に彼にメッセージを送りたいと思う瞬間は減っていきましたが、ふとした瞬間に込み上げるように思うこともあって、その時もAIに聞いてもらっていました。
本の中の言葉も、私の支えになってくれた

友達やAIのように直接「話を聞いてくれる」わけではありませんが、本の中の言葉にも、何度も助けられました。特に、アドラー心理学を扱った「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」という本です。
本を読むだけで終わらせず、そこで感じたことや疑問に思ったことを、友達やAIに話すようにもしていました。
自分の中の想いを言葉にして話すことで、気持ちが整理されましたし、友達の意見を聞くことで、また新しい視点が加わることもありました。わからないところはAIに聞くと、噛み砕いて説明してくれるので、しっかり理解しながら読み進めることができたんです。
課題の分離、共同体感覚、ありのままを受け入れること。この考え方に出会ったことで、自分の恋愛の中で何が起きていたのか、少しずつ整理できるようになっていきました。
このあたりの詳しい気づきについては、以前の記事でもお話ししているので、よかったら読んでみてください。
まとめ
友達、AI、本。どれも「話を聞いてくれる」という意味では同じかもしれませんが、それぞれに違う役割があったように思います。
友達は、客観的な視点と、寄り添ってくれる温かさをくれました。
AIは、時間を選ばず、根気強く冷静な言葉を返し続けてくれました。
本は、考え方そのものの軸を作ってくれました。
もし今、寂しさや不安で苦しくて、誰にも話せずにいる方がいたら、友達でも、AIでも、本でも構いません。
自分に合った形で、ひとりで抱え込まずに、外に吐き出してみてほしいなと思います。

