彼にとって、自分は優先順位が低いのかもしれない。ふとした瞬間に、そんな不安がよぎることはありませんか。
この不安の正体は、おそらく「彼に自分を最優先に扱ってほしい」という想いにあるんだと思います。
今日は、この不安とどう向き合っていけばいいのか、私なりの考え方をお話ししたいと思います。
彼への期待と、その奥にある思い込み

彼に自分を最優先に扱ってほしいという想いは、彼への期待で現れます。
恋人なら私を最優先にして当然、最優先ならきっとこうするはずだ。そんなふうに心のどこかで思っていると、彼の行動がその期待と違った時に、期待はずれに感じてがっかりしてしまうんです。
実は私自身も、恋愛依存を克服する前は同じように思っていました。
私はこんなに彼を最優先に扱っているんだから、あなたも当然そうしてくれるよね、って。期待はずれだと感じた時は不機嫌さを隠さずに出して、まるで「ご機嫌をとってよ」と言わんばかりの態度を取っていたこともあります。
その奥には、恋人ならこれくらいして当然という、自分なりの理想や思い込みがあるのかもしれません。
それをしてくれないと、まるで自分には価値がないと言われているような、そんな気持ちになってしまうこともあります。
例えば、食事の会計を彼がおごってくれなかった時、「私には食事代を出してもらう価値もないのかな」と感じてしまう、というような感覚です。でも、デート代の支払い方も人によって考え方がバラバラで、それだけで自分の価値が決まるわけではありません。
大事なのは、どちらが正解かではなく、自分が何を求めているかなんだと思います。喜ぶタイミングも、イラッとするポイントも、人によってペースがまったく違うものなんですよね。
彼の最優先は、彼自身であるという前提
まず知っておきたいのは、彼にとっての最優先は、私ではなく彼自身だということです。
これは冷たいことでも、愛情が足りないということでもありません。誰にとっても、自分の人生の中で一番大切にするのは、自分自身であるのが自然なことだと思うからです。
そして同じように、私にとっての最優先も、私自身であっていいんです。
彼を優先するために自分を後回しにするのではなく、まず自分を大切にした上で、彼とどう関わっていくかを考える。この前提を持っておくことが、すごく大事なんじゃないかと思います。
その前提があると、「それもそうか」と納得できる

「彼の最優先は彼自身」という前提を持っていると、彼の言動に優先順位の低さを感じた瞬間があっても、「それもそうだよね」と納得しやすくなります。
彼が自分の予定や気持ちを優先したとしても、それは彼が彼自身を大切にしているだけのこと。私という存在の価値が下がったわけではないんです。
期待していたからこそ、優先順位が低いと感じた瞬間にショックを受けてしまう。でも最初から「彼の一番は彼自身」とわかっていれば、そもそも期待することがなくなるんです。
そこで、どう感じるかは自分次第
ただ、「それもそうか」で終わらせられない時もあると思います。
彼の最優先が彼自身であることを理解した上で、それでも自分が雑に扱われた、軽く扱われたと感じて傷つくなら、その感覚を無視しなくていいんです。
納得することと、我慢することは別物です。
理解した上で、それでも心が傷つくなら、無理にその関係にとどまり続ける必要はありません。一緒にいて辛いと感じるなら、離れるという選択肢も、ちゃんと自分の中に持っておいていいと思います。
この視点があると、心地よい関係が作れない時に、執着せずに手放せるようになるんだと思います。
自分の中で、どんな関係でいたいかを整理しておく

自分を最優先にすると決めた上で、彼とどんな関係でいたいのかを、自分の中で整理しておくこと。これがあると、「なんか嫌だな」と感じた瞬間に、すぐにNoと言えるようになります。
例えば、
- メッセージを送るタイミングや頻度:
既読にすぐ返してほしいのか、時間がかかっても気にならないのか。 - デートの回数:
週に1回会いたいのか、月に数回で十分だと感じるのか。 - デートや旅行の時のお金の使い方:
割り勘がいいのか、どちらかが多めに出す形がいいのか。 - 喧嘩した後、話し合いをするタイミング:
すぐに話したいのか、少し時間を置いてから話したいのか。 - 記念日をどう過ごしたいか:
特別なことをしたいのか、いつも通りで十分だと感じるのか。 - 将来の話をするタイミング:
早いうちから話しておきたいのか、関係が深まってからでいいのか。 - 異性とのやり取りについて:
友達として普通に接してほしいのか、少し距離を置いてほしいのか。
ただ、ここで大事にしたいのは、どんな関係でいたいかは人それぞれ違うということです。
もちろん男性も一人ひとり違うので、自分が思い描く理想と彼の感覚が、全部ぴったり重なることは難しいと思います。
だからこそ、「違って当然」という意識を持っておくことが大切なんじゃないかと思います。
違いがあった時に、それをすぐに「合わない」と切り捨てるのではなく、どんな形なら自分も彼も心地よくいられるのか、寄り添える部分を探ってみる。そうやって考えられると、関係の中での違いも、そんなに怖くなくなっていく気がします。
「私はそういう関係は求めていません」。そうはっきり自分の中で言葉にできていると、相手の反応を待って揺れ続けることも減っていきます。
自分がどうしたいかが明確だと、判断に迷う時間そのものが短くなるんです。
想いを伝えるかどうかは、自分で決めていい

自分の中で気持ちを整理できたら、それを彼に伝えるかどうかも、自分で決めていいことです。
伝える必要があると思えば伝えればいいし、伝えなくてもいいと思うなら、それも自分の選択です。
ただ、ひとつ忘れないでおきたいのは、自分の想いを全部伝えたとしても、それが相手にそのまま伝わるとは限らないということです。そして、伝わったとしても、相手がその通りに動いてくれるとも限りません。
伝えることは自分でコントロールできますが、相手がどう受け取り、どう行動するかは、相手の領域だからです。
まとめ
彼にとって自分の優先順位が低いのかもと不安になった時、まず思い出したいのは、彼の最優先は彼自身で、私の最優先も私自身でいいということです。
その上で、どう感じるかは自分次第。傷つくなら離れてもいいし、どんな関係でいたいかを自分の中で整理しておけば、いざという時にすぐNoと言えます。
もし今、彼の優先順位の低さに不安を感じている方がいたら、彼を変えようとする前に、まず自分が本当はどんな関係を望んでいるのか、少し立ち止まって考えてみてほしいなと思います。

